ふみの皮フ科(美容皮膚科、高知市)

ニキビ

ニキビ

ニキビとは

 ニキビ皮脂の過剰分泌と毛孔の角化異常により起こり、ホルモンバランスや食餌、メイクなど様々な要因で悪化します。

 思春期時代のみでなく成人になってもよく見られるもので幅広い年代の方の悩みの種となっています。


ニキビ治療の移り変わり

 日本では従来、抗菌剤の内服や外用を主体にビタミン剤や漢方薬内服、洗顔の指導などでニキビ治療を行ってきましたが、難渋するケースも多々ありました。

 日本のニキビ治療は世界に比較すると少し遅れている感は否めませんが、2008年10月から世界的な標準薬のアダパレンゲル(ディフェリン®ゲル)が登場し、一定の効果が得られるようになりました。

 2015年4月から日本でも過酸化ベンゾイル(ベピオ®ゲル)が発売されました。


ディフェリン®ゲルとは

 ディフェリン®ゲルは角質を剥がす(ピーリング様作用)によって毛穴の詰まりを改善させることが主な作用で抗菌剤の内服や外用を併用することで効果が出てきます。

 ただしディフェリン®ゲル使用にあたってはいくつかの注意点があります。

  • 妊娠中、授乳中は使用できません。
  • 外用方法にも注意が必要です。
    • 1日1回就寝前に洗顔後、保湿を行い、ディフェリン®ゲルを顔全体に薄く塗る(1FTU(人差し指第一関節分の量)を目安に)ことが大事です。
    • 保湿剤や抗菌剤外用の併用もありますので診察時の説明をよく聞いて下さい。
  • 使用開始2週間くらいをピークに1ヶ月程度以下のような副作用が見られます。
    • かさかさして皮が剥げる
    • ピリピリと痛くなる
    • 赤くなる
    • 痒くなる
  • 使用後すぐには効果は出ません。3〜4ヶ月で効果判定をし、ニキビのできにくい肌を作っていくためには年単位の治療が必要です。


ベピオ®ゲルとは

 海外ではアダパレンと並び標準的な治療法の1つである過酸化ベンゾイル外用剤です。強い抗菌作用を有し、アダパレンと同様に角質剥離作用も有します。

 ベピオ®ゲル単独での効果も期待はできますが、基本的にはディフェリン®ゲルとの併用が良いと考えます。

 ただし、ベピオ®ゲルもディフェリン®ゲル同様の副作用がありますので十分な保湿が必要になってきます。


その他の治療

 現在のニキビ治療は以前と違い、アダパレン外用を主体とした治療で一定の効果を得られるようになりました。ただやはり治療抵抗性で難渋することも少なくありません。

 女性の場合には特に月経前に悪くなるケースも多く、これはテストステロンの影響が強いとされています。これを抑制するのにはエストロゲンが必要であり、近年「桜皮(ヤマザクラの樹皮)」のエストロゲン誘導作用が報告され、この「桜皮」配合十味敗毒湯ニキビに対する効果が報告されています。アダパレン外用療法で不十分な症例では十味敗毒湯内服併用も1つの選択肢となります。

 他には化粧品ではありますが、アゼライン酸外用や今後日本でも海外で標準的に使用されている過酸化ベンゾイル(BPO)も使用できるようになってきます。(過酸化ベンゾイル(ベピオ®ゲル)は2015年4月より日本でも使用可能になりました。

 また、凹んだニキビ跡に対して用いられているeMatrixが最近の研究でニキビ跡の改善だけでなく、活動性のニキビ(赤ニキビ)に対しての有効であるという報告も出てきています。「ニキビも出るけどニキビ跡も気になる」といった方でディフェリン®ゲルでは治療に難渋する場合は1つの選択肢になると思われます。

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